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切削部品はどこに使われているの?5つの主要産業分野で一目でわかる
あなたの手にあるスマートフォン、毎日開け閉めするドア、コーヒーを淹れる機械、そして空を飛ぶ飛行機の中にも——「切削部品」が使われています。
これらの小さな金属部品は一見地味ですが、私たちの生活を支える重要な存在です。今回は、そんな“縁の下の力持ち”である切削部品が、どこで活躍しているのかを一緒に見てみましょう!
🏭 切削部品の主な活用分野
| 業界分野 | 主な部品例 | 特徴・要求事項 |
| 🚗 自動車・二輪車産業 | シャフト、バルブシート、油圧継手、センサーケース | 高強度・耐摩耗性が求められ、許容差は±0.01 mm以内。 |
| 💻 電子・半導体分野 | スペーサー、ピン、導電端子、ハウジングナット | ステンレスや銅合金などを使用し、導電性・清浄度を重視。 |
| 🛠 機械設備・自動化ライン | ベアリングハウジング、カップリング、ガイドピン、回転軸 | 寸法安定性と長期耐久性が重要。 |
| 🩺 医療・精密機器 | 医療用継手、外科用器具部品、プローブ | SUS316やチタンなどを使用し、表面の滑らかさと安全性を重視。 |
| ✈️ 航空・防衛産業 | ロックナット、油圧バルブ本体、燃料系部品 | 材質やトレーサビリティの厳格な基準(AS9100等)に適合。 |
| 🏠 日用品・家電製品 | ドアシリンダー、モーターシャフト、ノズル、ハンドル内部部品 | 小型・大量生産に適し、外観と安定品質を重視。 |
⚙️ 製品の中での「切削部品」の役割
業界によって用途はさまざまですが、切削部品は多くの場合、次のような機能領域で使用されています:
固定・接続:ねじ、ピン、継手など → 各部品を確実に固定。
案内・支持:ベアリングハウジング、ガイドポールなど → 運動を正確に誘導。
密封・制御:バルブ本体、スリーブなど → 流体や気体を制御。
伝達・回転:ギアシャフト、カップリングなど → 動力を伝える要素。
外装・保護:金属ケース、エンドキャップなど → 外観性と保護性を両立。
🔍 なぜ「切削加工」が重要なのか?
鋳造やプレス加工と異なり、切削加工は微細で複雑、かつ高精度な形状を実現できる加工方法です。
特に ±0.01 mm、場合によっては ±0.005 mm の精度が要求される製品では、CNC自動旋盤による切削加工が不可欠です。
こうした高精度加工を通じて、亨昌國際は自動車、電子、半導体など幅広い分野のお客様に信頼される品質を提供しています。
——精密な小さな部品こそが、産業を支える大きな力なのです。
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